2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

片眼の猿(道尾秀介)の感想

片眼の猿読みました。 推理小説にありがちな前半の状況説明パートか退屈ということがないので、読んでて楽しかったです。 そして今回もやはり騙されてしまいました。騙される快感を得るために本を読んでるので成功です。 ただ、読者を騙して終わりというより…

はるか(宿野かほる)の感想

『はるか』読みました。 死んだ妻を人工知能として蘇らせた男の話でしたが、愛しさや切なさというより、恐怖を強く感じる作品でした。 愛と狂気の物語という感じで、個人的にとても面白かったです。 前作の「ルビンの壺が割れた」と同様に、最後の一文で心臓…